ボリクソン的世界観

本と旅についてである、とか言って全然書いてないブログ

紙の通帳をめぐる、恥 っていうはなし 

f:id:Borikko:20200715000940j:plain

紙の通帳に記帳ってまだ、していますか?

 

私はまだしていました。今日までは。

 

ATMでウィーンウィーンという音とともに

 

今月入ったお金や、使ってしまった金額を記帳して、

 

どうだったかなー

 

仕切られた個室内で確認する時間。いいんだよね。

 

残高は知っているんだけど、

 

なんか手違いがあって、金額増えていないかな

 

とか期待してしまう。

 

ほんの少しの幸せでした。

 

皆さんはいかがでしょうかね。

 

 

それの大事な通帳にですね、今日変化がおとづれました。

 

通帳のページを全部使い尽くしてしまい、

 

新しいものを頂こうと銀行に向かって、

 

機械で新しい通帳を発行していたところ。

 

「お客様、スマートフォンアプリでの通帳に切り替えませんか。何度も記帳することもなく便利ですよ。」

 

なるほど、確かに便利だ。通帳を持ち歩いていない時でも残高を確認することができる。

 

「便利そうですね。登録してみようかな。」

 

私は知らなかった紙の通帳が二度と使えなくなることを。

 

「では手続きをするので、こちらへどうぞ。」

 

しかもなんか大事になっている。すぐに発行して帰るつもりだったのだが。

 

こんな時に強く断ることができないのが私の悪いところである。

 

「では手続きをしますね。」

 

「通帳を拝見してよろしいでしょうか。」

 

まじか。残高だけはみないでほしい。最近コロナのおかげでほとんど残高がないんだ。

 

お姉さんは、通帳の表紙だけを見ただけだった。

 

よかった。まじで残高はみないでほしい。お姉さんのためでもある。残高を見たら、こんな小口の客のために仕事をしていることが馬鹿らしくなってくるはずだ。

 

スマートフォンで登録するので、順を追って説明しますね」

 

私のスマートフォンをお姉さんと二人で見ている状況だ。

 

手続きが最終局面に差し掛かった。

 

「そちらの決定ボタンを押していただければ。通帳と同じように残高が表示されます。」

 

「わかりました。ポチッ」

 

残高2万8千円

 

すぐにお姉さんは目を逸らしたが、間違いなく見ていたはずだ、、

 

ああ、恥ずかしい。。。

 

もはやマスクをしているお姉さんが、マスクのしたでめっちゃ笑っているのではないかと思える。

 

もう帰りたい。

 

しかし、

 

「今、積み立て〇〇紹介をしているのですが、ご興味ありますか。資産形成などに。。。。」

 

いやいや、残高2万の男が、興味あると思ってんのか??

 

もはや、このお姉さんが私をおちょくっているようにしか見えない。

 

あざ笑っている表情が、私にはマスクの上からも見えた(嘘

 

「興味ありません!」

 

強めに言って、涙ながらに銀行をでた。

 

新手のいじめである。

 

紙の通帳を見る喜びを奪われ、

 

残高の少なさを見下され、。。。 (不確か

 

この屈辱、必ず返すからな!

 

倍返しだ!!

 

今週19日から半沢直樹、始まります。みんな見ましょう。

 

池井戸潤の原作もとっても面白いです。)